少し開けた窓から風が入り、白いカーテンが揺れる明るい和室

香りの強さは、香りの種類と、焚き方で決まる。

この記事の要点

  • お香の香りの強さは「香りの種類」「焚く量(長さ)」「部屋の空気」の3つで決まります。いちばん変えやすいのは量です。
  • nagomi.の7つの香りを、各香りのページに載せている5段階の評価(7種の中での相対比較。社内の評価で、測定値ではありません)で見ると、香りの強さは沈香が4でいちばん高く、ホワイトティーが2でいちばん控えめ。ほかの5つは3です。
  • 消えたあとの余韻まで見ると差が広がり、沈香(5)とパロサント(4)が長く、ジャスミンとホワイトティー(2)が軽く残ります。
  • 強すぎると感じたら、半分に折る(約15分)・少し離れる・窓を少し開ける。控えめな香りから始めるならホワイトティーです。

お香の香りが強いか控えめかは、香りの種類・焚く量・部屋の空気の3つで決まります。nagomi.の7つの香りでいちばん強く香るのは沈香、いちばん控えめなのはホワイトティーです。ただし、同じ香りでも半分に折れば香りの量はおよそ半分になり、窓を少し開ければこもりにくくなります。

この記事では、7つの香りの「強さ」と、消えたあとの「余韻」を並べて比べ、強すぎるとき・物足りないときの焚き方を整理します。

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結論 — 強いのは沈香、控えめなのはホワイトティー

答えを先にまとめます。

数字は、nagomi.が各香りのページに載せている5項目の特徴(社内の評価)のうち「香りの強さ」と「余韻」です。測定器で測った値ではなく、7種の中での相対的な位置を5段階で示したものです。

7つの香りの「強さ」と「余韻」

nagomi.は各香りのページに、甘さ・スパイス感・ウッディ・香りの強さ・余韻の5項目を5段階で載せています(「こんな香り」の図。ホワイトティーは、香りページでは5項目の図ではなく「7種の中でいちばん軽やか」という目盛りで示しています)。そのうち強さに関わる2項目を並べたのが下の図です。

香りの強さ 余韻(消えたあと) 沈香 4 5 パロサント 3 4 白檀 3 3 檜 3 3 金木犀 3 3 ジャスミン 3 2 ホワイトティー 2 2 1 2 3 4 5
出典:nagomi. が各香りのページに載せている5項目の特徴(社内の評価・5段階)のうち「香りの強さ」と「余韻」。7種の中での相対比較で、測定値ではありません。感じ方には個人差があります(2026年10月時点の各香りページの表示と同じ値)。
香り強さ余韻香りの特徴価格
沈香45シャム沈香の奥深い香りが主役¥1,280
パロサント34やわらかな甘さのウッディに、ほのかなスモーキー¥1,280
白檀33インド白檀の甘さに、桂皮と丁子¥999
檜33リンゴとグリーンから、ヒバの澄んだ木の温もりへ¥1,280
金木犀33ネロリとイランイランの華やぎ¥999
ジャスミン32摘みたての花のグリーンから、茉莉花の甘さへ¥999
ホワイトティー22ジンジャーとレモンから、白茶の透明感へ¥1,280

※ 価格はAmazon.co.jpでの販売価格(税込・約60本)。最新の価格は各商品ページでご確認ください。

図を見ると、燃焼中の強さは7つのうち5つが「3」で並び、差が出るのは余韻のほうです。余韻は2から5まで分かれます。部屋に戻ったときに「まだ香っている」と感じるかどうかは、燃えているあいだの強さだけでなく、消えたあとにどれだけ残るかにも左右されます。強い香りが苦手な方は、強さと一緒に余韻の数字も見てください。

香りの強さを決める3つ — 香りの種類・量・部屋の空気

1. 香りの種類

上の図のとおり、香りそのものに強弱があります。沈香は香木の奥深い香りが主役で、消えたあとまで陰影が残ります。ホワイトティーは、甘さや重さを控えた透明感のある香りで、空間にすっと馴染みます。

2. 焚く量(長さ)

nagomi.のスティックは1本約13.8cm・約30分。半分に折れば約15分になり、部屋に広がる香りの量も少なくなります。香りの種類を変えずに強さを調整できる、いちばん手軽な方法です。はじめから約7cm・約15分の短い長さのお試し香もあります。一度に何本も焚くのは避けてください。

3. 部屋の空気と、鼻の慣れ

同じ一本でも、小さな部屋や閉め切った部屋では香りがこもりやすく、窓を少し開けて空気がゆるやかに動いている部屋では、濃くこもらずに広がります。また、同じ香りの中に長くいると鼻が慣れ、焚いている本人は弱く感じがちです。あとから部屋に入った家族や来客には、強く感じられることがあります(お香が香らない・むせるときに見直す7つのポイント)。

もう一つ、箱のままの香りと、火をつけたあとの香りは別物です。箱を開けたときに強く感じても、焚くと印象が変わることがあります。

火をつける前の香りについての声

「火をつけなくても ものすごく香りが強いです(箱ごと密閉容器に入れておかないと家全体がヒノキの香りになります)」

— Hさん(ひのき・★3)

※ Amazon.co.jp のカスタマーレビューより引用(2026年2〜7月)。表記はそのまま掲載しています。

檜の「香りの強さ」は、燃焼中の評価では7種の真ん中の3です。箱から漂う香りが気になる場合は、密閉できる容器やチャック袋に入れて保管すると落ち着きます(お香の保管方法)。

nagomi. お試し香(5種×4本)

いちばん強い沈香と、いちばん控えめなホワイトティーを、短い一本で。

お試し香は、沈香・檜・金木犀・ホワイトティー・ジャスミンの5種を4本ずつ。強さ4から2までを、1本約7cm・約15分で焚き比べられます。白檀とパロサントは入っていません。¥750(税込)

「深く長く」と「やさしく」は半々 — 香り診断の答え

香りの強さの好みは、人によってはっきり分かれます。nagomi.の香り診断に答えた1,969人(2026年7月21日〜10月21日。約8割は広告から診断ページに来た人)の第3問「香りがどう残ってほしいか」の答えは、次のとおりでした。

答え割合その答えの人に、診断で提案が多かった香り
深く、長く(余韻まで)42.8%沈香 51%
やさしく、そっと42.3%パロサント 53%・白檀 22%
気配だけ、ほのかに15.0%ジャスミン 29%・檜 23%・金木犀 21%

※ 提案された香りは、4つの質問の答えの組み合わせで決まる診断の結果で、「その香りが好き」という回答ではありません。集計の詳細は香り診断1,969件の集計にまとめています。

「深く、長く」と「やさしく、そっと」がほぼ半々で、「気配だけ」は15.0%でした。深く長い香りを望む人には余韻5の沈香、そっと香る程度でいい人には余韻の軽い香りが合います。自分がどちら側かを先に決めておくと、強すぎる・物足りないという失敗を減らせます。

強い香り=良い香り、ではない

「香りが強いほうが質が良い」と考えがちですが、nagomi.の香りづくりでは強さだけを基準にしていません。

nagomi. 香り監修 川辺一寛

川辺 一寛nagomi. 香り監修

香りの強さだけではなく、自然さ、奥行き、持続性、燃焼中の変化、そして焚き終わった後の残り香を総合的に判断します。

最初に強く香るものが、必ずしも良い香料とは限りません。刺激が強すぎないか、時間がたったときに不自然な甘さや薬品のようなにおいが残らないか、ほかの原料と調和しているかも大切です。

控えめに焚くコツ

香りが強いと感じたら、香りを変える前に、焚き方を変えてみてください。

  • 火をつける前に半分に折る — 約15分になり、香りの量も少なくなります。残りの半分は翌日に使えます。
  • 少し離れる・隣の部屋で焚く — 煙の通り道を避け、流れてきた香りだけを感じる方法がいちばん穏やかです。
  • 窓を少し開ける — 空気がゆるやかに動くと、香りが一か所に濃くこもりにくくなります。エアコンの風が直接当たる場所は避けます。
  • 先に焚いて消しておく — 人を迎える1時間ほど前に焚き終えると、穏やかな残り香だけが残ります(来客前の香りの支度)。
  • 余韻の軽い香りを選ぶ — ホワイトティー、花ならジャスミン。香りが強いのは苦手、という方の一本目に向きます(ホワイトティーのお香)。

頭が痛い、気分が悪いと感じたときは、我慢して続けず、火を消して換気し、その場を離れて休んでください(お香で頭痛・気分が悪くなるときは)。

もっと香らせたいとき

反対に、香りが物足りないときは、次の順に見直します。

  • 1本まるごと焚く — 折らずに約30分。量を増やすときも、一度に焚くのは1本までにします。
  • 換気を「少し」にする — 窓を大きく開けたり、換気扇を強く回したりすると、香りが外へ流れます。数センチ開ける程度にします。
  • 余韻の長い香りを選ぶ — 沈香(余韻5)、パロサント(余韻4)。燃え尽きたあとも部屋に香りが残ります。
  • いったん部屋を出る — 鼻が慣れていることがあります。数分離れて戻ると、香りに気づきやすくなります。

5項目すべて(甘さ・スパイス感・ウッディ・香りの強さ・余韻)を7つの香りで並べた図と、家で焚き比べるときの記録のしかたは、お香の焚き比べのしかたにまとめています。

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よくある質問

香りが強いお香はどれですか?
nagomi.の7つの香りでは、香りの強さがいちばん高いのは沈香です(各香りのページに載せている5段階の評価で4。7種の中での相対比較で、社内の評価です。測定値ではありません)。消えたあとの余韻も5で、7つの中でいちばん長く残る香りです。
香りが控えめなお香はどれですか?
ホワイトティーです。香りの強さ・余韻とも2で、7つの中でいちばん軽やかです。花の香りがよければ、ジャスミンも余韻が2で、消えたあとは軽く残ります。
お香の香りが強すぎるときはどうすればいいですか?
火をつける前に半分に折ると、燃焼時間が約30分から約15分になり、香りの量も少なくなります。焚く場所から少し離れる、窓を少し開けて空気をゆるやかに動かすのも一つの方法です。
焚いている自分だけ香りを弱く感じるのはなぜですか?
同じ香りの中に長くいると、鼻が慣れて感じにくくなるためです。あとから部屋に入った人には強く感じられることがあるので、来客の前は先に焚いて消しておくと、穏やかな残り香で迎えられます。
nagomi. 香り監修 川辺一寛

Supervisor

川辺 一寛nagomi. 香り監修

京都生まれ、京都育ち。株式会社若林佛具製作所にて四半世紀以上にわたり香りと向き合い、仏事コーディネーター・京仏マスターソムリエの資格を持つ。nagomi.では香りの方向づけと、淡路島の香司との焚き比べ・共同開発を担う。

7種でいちばん軽やか。nagomi. ホワイトティー(約60本)

7種でいちばん軽やか。nagomi. ホワイトティー(約60本)

ジンジャーとレモンの立ち上がりから、ジャスミンとローズ、白茶の透明感へ。香りの強さ・余韻とも控えめで、空間にすっと馴染みます。淡路島で製造・天然香料使用。¥1,280(税込)

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