桐箱に和紙を敷いて収められたお香と乾燥剤

香りを、旅の荷物に。湿気とにおい移りから守って。

この記事の要点

  • 国土交通省の「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」に、お香の項目はありません。決まりがあるのは、火をつける道具のほうです。
  • 喫煙用のライターと安全マッチは「小型・携帯型のもの いずれか1個」を身につけて機内へ。預け荷物には入れられません。万能マッチとライター用燃料は、持ち込みも預けもできません。
  • 行き先の国で持ち込める物の決まりは国ごとに違います。渡航先の公式情報と航空会社で確かめてください。郵便で送るときは、マッチ・ライターを同じ箱に入れません。
  • 外国の方へのお土産には、日本の香木・木の香りが伝わる白檀と檜。においが移らないよう、箱ごとチャック袋に入れて運びます。

結論から言うと、お香を旅に持っていくときに気をつけるのは、お香そのものより、火をつける道具(ライター・マッチ)です。国土交通省がまとめている機内持ち込み・預け荷物の一覧にお香の項目はなく、ライターとマッチには個数と持ち方の決まりがあります。ただし、行き先の国の持ち込み規則は国ごとに違うため、必ず公式の情報で確かめてください。この記事では、公的な案内で確かめられたことだけを書き、そのうえで外国の方へのお土産としての選び方をまとめます。

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機内持ち込みと預け荷物 — 国土交通省の一覧で確かめたこと

国土交通省は、機内に持ち込めるか・預けられるかについて問い合わせの多い品目を「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」として公開しています。2026年10月6日に、令和8年(2026年)4月24日更新の版で確かめた内容は次のとおりです。

品目機内持ち込み預け荷物
お香一覧に項目なし(航空会社に確認)
喫煙用ライター
安全マッチ
○ いずれか1個×
オイルタンク式
ライター
××
万能マッチ××
喫煙用以外の着火具
(柄の長いライター等)
××
ライター用燃料××
  • 喫煙用ライター・安全マッチ — ガスライター・綿入りのオイルライター・電子ライター・安全マッチのうち、小型かつ携帯型のもの、いずれか1個。身につけて機内へ持ち込みます。
  • オイルタンク式ライター — 綿(吸収剤)の入っていないオイルライター。
  • 万能マッチ — どこでも擦れるマッチ(Strike anywhere matches)。
  • 喫煙用以外の着火具 — 柄の長いライター(チャッカマン型)など。お香に火をつけるときによく使う道具ですが、持ち込みも預けもできません。
  • ライター用燃料 — ガス・オイルとも。

出典:国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(令和8年4月24日更新、2026年10月6日確認)。電子ライターはリチウム電池の条件も付きます。最新の内容は国土交通省のページでご確認ください。

同じ一覧の冒頭には、大事な注意書きが並んでいます。要点は3つです。

  • 航空会社の規則で、もっと厳しく制限されている場合がある — 詳しくは航空会社に確認するよう書かれています。
  • 国際線では、外国の当局の規則で制限される場合がある — 日本で持ち込めても、行き先や乗り継ぎ先の決まりは別です。
  • 一覧に載っていない物も、安全が確認できなければ運べない場合がある — 「載っていない=必ず運べる」ではありません。

つまり、お香については「一覧には載っていない。気になるなら利用する航空会社に聞く」が、公的な情報から言えるところまでです。そのうえで、火をつける道具だけははっきり決まりがあるので、ライターかマッチは1個だけ身につけて持ち、スーツケースには入れない。これを覚えておけば迷いません。旅先で買えるなら、そもそも持っていかないのがいちばん簡単です。

荷物に入れるときの工夫 — 折れ・におい移り・湿気

お香は細い棒なので、荷物の中で押されると折れます。そして香りが強いぶん、周りのにおいを吸いやすく、自分の香りも移します。旅の荷物に入れるときは、次の3つを守ると状態よく運べます。

  1. 箱ごとチャック袋に入れる — nagomi. の箱は紙のスライド式です。箱から香りが漂うという声もあるので、衣類に香りを移したくなければ密閉できる袋に。複数の香りを持つなら、香りごとに袋を分けます(移り香は元に戻りません)。
  2. 硬いものの間に挟む — 衣類の真ん中や、書類の間など、押しつぶされにくい場所に入れます。半分に折れても焚けますが、贈りものにするなら形を守りたいところです。
  3. 湿気と熱を避ける — お香の香りを損なうのは湿気・光・熱の3つです。レンタカーの車内のような高温の場所に置きっぱなしにしないでください(お香の保管方法)。

箱の香りについて、購入者の声

「ケースが紙のスライドで開けるタイプになっていますので、私のように上匂いを楽しみたい方は密閉できるものに保管をおすすめします。」

— Kさん(白檀・★5)

※ Amazon.co.jp のカスタマーレビューより引用(2026年2〜7月)。表記はそのまま掲載しています。

行き先の国で確かめること — 植物由来の原料と、持ち込みの決まり

お香は、木の粉や香料を練り固めたものです。nagomi. の原材料は、椨(タブ)の樹皮粉と香料が基本で、白檀には白檀、沈香には白檀と沈香も使っています(製品情報)。どれも植物に由来する原料です。

入国のときに持ち込める物、申告が必要な物の決まりは国や地域ごとに違い、変わることもあります。この記事では、特定の国の規則は書きません。出発の前に、次の公式の情報で確かめてください。

  • 渡航先の政府の案内 — 税関・検疫を担当する当局や、在日大使館の公式サイト。
  • 利用する航空会社の案内 — 乗り継ぎがある場合は、乗り継ぎ先の決まりも。

確かめられないときは、持っていかない・現地で渡す予定なら郵便や別の手段も検討するという判断も、旅を気持ちよく終えるための選択です。

海外へ送るとき — 日本郵便の案内で確かめたこと

旅の前後にお香を海外の知人へ送る場合は、日本郵便の「国際郵便として送れないもの」を確認します(2026年10月6日確認)。

  • 全世界共通で送れないもののなかに、可燃性物質としてマッチ・ライターが挙げられています。香水(引火性液体)も同じく送れないものです。お香を送るときは、火をつける道具や香水を同じ箱に入れないでください。
  • あて先の国・地域によって送れないものがあり、日本郵便の「国・地域別情報」で確かめるよう案内されています。

このページに、お香そのものについての記載はありませんでした。送る前に、あて先の国の欄を必ず見てください。nagomi. はAmazon.co.jpでの販売です。海外の方に渡すなら、出発前に日本で受け取り、自分で持っていくのがいちばん確実です。

nagomi. お試し香(定番5種×4本)

どれを持っていくか、出発前に焚き比べる。

nagomi. のお試し香は、白檀・沈香・檜・ホワイトティー・金木犀を4本ずつ、計20本。短寸で1本約12〜15分。お土産の一本を決める前に、自分の鼻で確かめられます。¥750(税込)

外国人へのお土産に向く理由と、香りの選び方

お香が外国の方へのお土産に向くのは、軽くてかさばらず、日本らしさが伝わるからです。nagomi. の一箱は内容量20〜24g(約60本)。荷物の重さをほとんど気にせず持っていけます。

香りは、日本の香木や木の香りが分かりやすい白檀と檜が向いています。国内で贈るときと同じ考え方で、奇をてらわない香りのほうが、文化の違う相手にもまっすぐ届きます。

香り英語での呼び名伝わること価格
白檀Sandalwood日本で長く親しまれてきた、甘くやわらかな香木の香り¥999
檜Hinoki日本の木の名前そのまま。甘くない、清々しい木の香り¥1,280
沈香Agarwood香りに慣れた方に。深く静かな香木の香り¥1,280
金木犀Kinmokusei日本の秋の花の香り。会話のきっかけになる¥999

※ 価格はAmazon.co.jpでの販売価格(税込・2026年7月時点)。英語の呼び名は製品情報の表記によります。

nagomi. のお香は、線香の生産量が国内最大の淡路島で、島の香司(こうし=香りの配合を設計する職人)と共同で調香しています。兵庫県の線香の全国シェアは約5割(経済産業省の統計、2022年)。「日本のお香の産地でつくられたもの」という一言は、海外の方への話の種になります(淡路島はなぜ、線香の島になったのか)。

英語で添える一言の例

香立ては付属しないので、相手がお香を使ったことがなければ、使い方を一枚のカードにして添えると親切です。書く内容は、箱と製品情報に載っている事実だけで十分です。

  • Incense sticks made on Awaji Island, Japan.
  • Each stick burns for about 30 minutes.
  • Please use a heat-resistant holder (not included), and never leave it burning unattended.

贈りものとしての考え方そのもの(相手との距離や、渡すときの一言)はお香のプレゼントの記事に、日本のお香づくりの背景はお香づくりのこだわりにまとめています。

贈りものとして選んだ人の声

「外国の方や香りが好きな方へのプレセントとしても向いてると思います。」

— Nさん(ジャスミン・★5)

※ Amazon.co.jp のカスタマーレビューより引用(2026年2〜7月)。表記はそのまま掲載しています。

旅先で焚くなら — 香立てと、滞在先の決まり

自分用に持っていって旅先で焚くなら、2つだけ確かめておきます。ひとつは香立て。nagomi. のお香には付属しないので、穴に挿すタイプの小さな香立てを一緒に持つか、燃えない小皿で代用します(お香立ての選び方)。もうひとつは滞在先の決まりです。ホテルや貸し部屋には、火や煙についての独自の決まりや、火災警報器がある場合があります。焚いてよいか分からなければ、焚かずに箱を開けて置くだけでも、ほのかに香ります。

1本の燃焼は約30分です。焚いたら燃え尽きるまでその場を離れず、外出前や眠る前には火が消えたことを確かめてください(お香の火の安全)。

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よくある質問

お香は飛行機の機内に持ち込めますか?
国土交通省の「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(令和8年4月24日更新)に、お香の項目はありません。ただし一覧にない物も、安全が確認できなければ運べない場合があり、国際線では外国の規則で制限されることもあります。最終的には利用する航空会社に確認してください。
お香に火をつけるライターやマッチは持っていけますか?
国土交通省の一覧では、喫煙用のライター(ガスライター・綿の入ったオイルライター・電子ライター)と安全マッチは、小型で携帯型のもの「いずれか1個」を身につけて機内に持ち込めます。預け荷物には入れられません。どこでも擦れる万能マッチやライター用の燃料は、機内持ち込みも預けもできません。
お香をスーツケースに入れて預けてもいいですか?
国土交通省の一覧にお香の項目はありませんが、ライターとマッチは預け荷物に入れられないので、お香と一緒に入れないでください。お香は周りのにおいを吸いやすく、香りも移るため、箱ごとチャック袋に入れて衣類と分けると安心です。扱いに迷うときは航空会社に確認してください。
お香を海外へ郵便で送れますか?
日本郵便の案内では、マッチやライターは全世界共通で送れないものに入っています。お香を送るときは、火をつける道具を同じ箱に入れないでください。あて先の国・地域によって送れない物もあるため、日本郵便の「国・地域別情報」で確認してから送ります。
外国人へのお土産に向くお香はどれですか?
日本の香木や木の香りが分かりやすい白檀(Sandalwood)や檜(Hinoki)が向いています。軽くてかさばらず、日本らしさが伝わります。香立ては付属しないので、相手が持っていなければ使い方と一緒に伝えてください。
nagomi. 香り監修 川辺一寛

Supervisor

川辺 一寛nagomi. 香り監修

京都生まれ、京都育ち。株式会社若林佛具製作所にて四半世紀以上にわたり香りと向き合い、仏事コーディネーター・京仏マスターソムリエの資格を持つ。nagomi.では香りの方向づけと、淡路島の香司との焚き比べ・共同開発を担う。

日本の香木の香りを、お土産に。nagomi. 白檀(約60本)

日本の香木の香りを、お土産に。nagomi. 白檀(約60本)

淡路島で製造・天然香料使用・日本製。甘すぎず重すぎない、王道の白檀。枯山水の砂紋をあしらった箱で、そのまま渡せます。¥999(税込)

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