朝の和室。開けた障子の向こうに庭の緑が見え、座卓の上の石の香立てに立てたお香から細く煙が上がっている

新しい年の最初の空気に、一本。

この記事の要点

  • お正月に部屋で焚くなら、大晦日の夜は沈香や白檀のような深い香り、元日の朝は窓を開けて空気を入れ替えてから檜、が目安です。
  • nagomi. の香り診断では、「朝」を選んだ人に提案された香りの39%が檜、「夜」を選んだ人ではパロサント35%・沈香34%。時間で合う香りがはっきり分かれます。
  • 檜は nagomi. のAmazonの商品ページで、7つの香りのうち見られた割合が1位(31%)。檜の名前で探す人は、広告を押す割合も買う割合も白檀の語を大きく上回りました。
  • 来客の多い三が日は、来る1時間前に焚いて消しておく。お年賀には¥999の一箱かお試し香を(香立ては付属しません)。

お正月に部屋で焚く香りは、時間で分けると選びやすくなります。大晦日の夜は、一年を静かに閉じる沈香や白檀のような深い香り。元日の朝は、窓を開けて空気を入れ替えてから、すっきりした檜。nagomi. の香り診断でも、「朝」に焚きたい人と「夜」に焚きたい人とでは、提案される香りがはっきり分かれました。この記事では、大晦日の夜から元日の朝、来客の多い三が日、お年賀まで、新年の部屋に合う香りと時間を順に紹介します。扱うのは、ふだんの部屋で楽しむスティックのお香です。

Scent Finder 元日の朝に焚く一本を、40秒で。 香り診断へ

結論 — 大晦日の夜は深い香り、元日の朝は窓を開けて檜

年末年始の香りは、次の4つの場面で考えると迷いません。

場面向く香り長さ・焚き方
大晦日の夜沈香/白檀約30分。年越しの前に焚き終える
元日の朝檜窓を開けてから。半分に折って約15分でも
三が日の来客ホワイトティー/白檀来る1時間前に焚いて、消しておく
お年賀白檀(¥999)/お試し香(¥750)香立ては付属しない。一言カードを添える

朝と夜で香りを分けるのは、nagomi. の香り診断の結果とも重なります。香り診断に答えた人(2026年7〜10月、1,969件。約8割が広告から来た人)を、最初の質問「どんな時間に焚きたいか」の答えで分けると、提案された香りは次のように変わりました。

焚きたい時間ごとの、提案された香りの割合 朝 39% 20% 23% 昼 42% 21% 16% 夜 35% 23% 34% 休日 27% 22% 37% 11% 檜 ホワイトティー 金木犀 ジャスミン パロサント 白檀 沈香
出典:nagomi. 香り診断(GA4、2026年7月21日〜10月21日・1,969件。朝438件・昼198件・夜761件・休日572件)。提案は4つの質問の組み合わせで決まり、「好きな香り」と同じではありません。四捨五入のため合計が100%にならない行があります。回答の約8割は広告から来た人です。

「朝、一日のはじまりに」を選んだ人には檜が39%ともっとも多く、「夜、眠る前に」を選んだ人には檜はほとんど提案されず(0%)、パロサント35%・沈香34%・白檀23%でした。元日の朝と大晦日の夜で香りを替えるのは、この「朝の香り」と「夜の香り」の違いを、一年の境目にそのまま当てはめる考え方です。

大晦日の夜 — 一年を閉じる一本

大掃除を終え、年越しそばを食べ終えたあと。家族がそれぞれの時間に戻った頃に、一本焚きます。大掃除と年末の部屋の整え方は、冬のお香の「大掃除と年末年始」の段にまとめています。掃除と換気でにおいの元を減らしてから香りを重ねるのが順番です。

香りは、深く落ち着いたものが合います。沈香は、甘さと苦み、スモーキーさが折り重なる香木の香りで、静かな夜に輪郭が立ちます。香りに慣れていない家族がいるなら、やわらかな甘さの白檀のほうが受け入れられやすいでしょう。白檀は甘さがありながら重すぎず、寒い部屋でも輪郭を保ちます。

  • 年越しの前に焚き終える — 0時を回る瞬間は、火を見ていられないことが多い時間です。23時ごろまでに焚き終えれば、年越しを残り香のなかで迎えられます。
  • 夜に出かける予定があるなら — 出る前に燃え尽きる長さに折るか、火を消してから出かけます。
  • 料理の香りと重ねない — 年越しそばのあとは、換気してから火をつけます。

元日の朝 — 空気を入れ替えてから、檜

元日の朝は、一年でいちばん音の少ない朝かもしれません。まず窓を開けて、数分、冷たい空気を入れます。それから一本。檜は、凛としたヒノキとみずみずしいリンゴ、青々しいグリーンで立ち上がり、燃焼中はヒバの澄んだ木の温もり、消えたあとはパチョリ・ベチバー・シダーウッドの奥行きへと移ります。

檜は、nagomi. の7つの香りのなかでも「探されて、選ばれる」香りです。白檀と並べると、違いがよく分かります。

項目檜白檀(比較)
Amazonの商品ページが見られた割合(7つの香りの中で)31%(1位)21%(2位)
ページを見た人のうち買った人の割合14.0%12.9%
広告が出た検索語で、広告が押された割合7.3%0.94%
広告が押されたあと、買われた割合32.4%18.7%

※ 出典:上2行は nagomi. のAmazon販売データ(2026年9月下旬〜10月下旬の30日。買った人の割合はユニットセッション率)。下2行は nagomi. のAmazon広告が表示された検索語(2026年8月22日〜10月21日)で、「ひのき」「ヒノキ」「檜」、「白檀」「サンダルウッド」などを含む語をそれぞれまとめた値です。

「お香 ひのき」「ヒノキ お香」のように檜の名前で探す人は、広告を押す割合も、押したあとに買う割合も、白檀の名前で探す人を大きく上回りました。檜を探している人は、はじめから「この香りがほしい」と決めて探している、と読めます。檜の香りそのものについては檜のお香に詳しく書いています。

出かける予定のある元日は、火をつける前に半分に折って約15分に。檜は朝に合う香りなので、身支度のあいだに燃え尽きる長さがちょうどいいはずです。朝に焚くときの長さの考え方はお香を焚く時間帯の朝の段にもまとめています。

nagomi. お試し香(5種×4本)

元日の朝の15分に、檜の短い一本。

お試し香は1本約7cm・燃焼約15分。檜・沈香・金木犀・ホワイトティー・ジャスミンを4本ずつ入れています。朝は檜、夜は沈香と、三が日に焚き分けられます。白檀とパロサントは入っていません。¥750(税込)

来客の多い三が日 — 焚くのは来る1時間前

家族や友人が集まる三が日は、焚いている最中ではなく、焚き終えたあとの残り香で迎えるのが基本です(来客前の香りの支度)。1本は約30分。来る1時間前に火をつければ、着く頃には煙は消えて、ほのかな香りだけが残ります。

明るい玄関の上がり框に客用のスリッパが並び、花を生けた黒い花器のそばに小さな香皿が置かれている
時刻すること
来る60分前窓を数分開けて換気し、一本に火をつける
来る30分前焚き終わり。火が消えたのを確かめ、灰を片づける
到着残り香で迎える。食事のあいだは焚かない

香りは、好みが分かれにくいホワイトティーか白檀を。お重やお雑煮の香りと重ならないよう、食事の時間には焚かず、片づけて換気したあとに楽しむのが快適です。

  • 飾りの近くでは焚かない — しめ飾りや紙の飾りなど、燃えやすいものからは離して置きます。
  • 子どもが走り回る日は — 手の届かない場所に置けないなら、その日は焚かずに、来る前の残り香だけにしておくと安心です(お香の火の安全)。
  • 暖房の風を避ける — 人が集まる部屋は暖房を強めがちです。風が直接当たると燃え方が乱れます。

三が日は、一日一本で焚き分ける

お正月は家にいる時間が長く、つい何本も焚きたくなります。けれど、一度に焚くのは1本、換気しながら1日1本程度が目安です。三が日は一日に一本ずつ、場面を変えて焚くと、毎日違う香りで新しい年を味わえます。

日焚く場面香り
12月31日大掃除と年越しそばのあと、夜に沈香(香りに慣れていない家族がいれば白檀)
1月1日窓を開けて空気を入れ替えた朝に檜
1月2日来客の1時間前に焚いて、消しておくホワイトティー
1月3日人が帰って静かになった夜に白檀、またはパロサント

短く楽しみたい日は、火をつける前に半分に折れば約15分です。残った半分は、翌日にそのまま使えます。7つの香りの違いは香りをえらぶで比べられます。

お年賀に持っていくなら

新年のあいさつに伺うときの手土産にも、お香は使えます。¥999の一箱なら気をつかわせず、相手の家に物を増やしません。

  • 白檀(¥999) — 多くの人が「お香らしい」と感じる王道。年代を問わず渡しやすい一箱です。
  • お試し香(¥750) — 好みが分からない相手に。5種を4本ずつで、相手が好きな香りを選べます。
  • 檜(¥1,280) — 「元日の朝に焚いてみて」と一言添えて。すっきりした香りを好む家に。

お年賀を渡す時期は、一般に松の内とされます(1月7日までとする地域が多く、15日までとする地域もあります)。のしを付けたい場合、Amazonでのご注文では対応していない場合があるので、一度受け取って掛け紙を用意するのが確実です。香立ては付属しないので、お香を使ったことがない家には香立てを添えるか、「1本30分くらい。香立てがなければ、灰を受ける皿に立ててください」と一言カードを。nagomi. の箱は枯山水の砂紋をあしらったスライド式で、そのまま手渡しても様になります。贈り方全般はギフトガイドにまとめています。

年末にかけて香りを贈る予定があるなら、クリスマスにお香を贈るや退職祝いやお礼にお香を贈るの予算の考え方も参考になります。

よくある質問

お正月に部屋で焚くなら、どの香りがいいですか?
時間で分けると選びやすくなります。大晦日の夜は沈香や白檀のような深く落ち着いた香り、元日の朝は窓を開けて空気を入れ替えてから檜のようなすっきりした香りが目安です。来客がある日は、好みが分かれにくいホワイトティーや白檀を選びます。
大晦日の夜は、何時ごろまでに焚き終えればいいですか?
年越しの瞬間は火から目を離しやすいので、23時ごろまでに焚き終えるのがおすすめです。1本の燃焼は約30分なので、22時半ごろまでに火をつければ、残り香のなかで新しい年を迎えられます。
お年賀にお香を持っていってもいいですか?
持っていけます。¥999の白檀の一箱や、5種を4本ずつ試せる¥750のお試し香なら、相手に気をつかわせません。nagomi. のお香に香立ては付属しないので、お香を使ったことがない家には香立てを添えてください。
来客がある日は、いつ焚けばいいですか?
来る1時間前に火をつけ、着く頃には焚き終わっている状態が目安です。煙は消えて、ほのかな残り香だけで迎えられます。食事の時間は料理の香りと重なるので焚かず、片づけて換気したあとに楽しんでください。
nagomi. 香り監修 川辺一寛

Supervisor

川辺 一寛nagomi. 香り監修

京都生まれ、京都育ち。株式会社若林佛具製作所にて四半世紀以上にわたり香りと向き合い、仏事コーディネーター・京仏マスターソムリエの資格を持つ。nagomi.では香りの方向づけと、淡路島の香司との焚き比べ・共同開発を担う。

元日の朝は檜、大晦日の夜は沈香。あなたの新年の一本は?香り診断で一本が決まったら、LINE友だち追加で初回10%OFFの割引コードをお届けします。約60本入りの一箱にお使いいただけます(お試し香は対象外です)。お名前・住所の入力は不要/いつでもブロックできます 友だち追加してコードを受け取る
新しい年の朝の空気に。nagomi. 檜(約60本)

新しい年の朝の空気に。nagomi. 檜(約60本)

凛としたヒノキとみずみずしいリンゴの立ち上がりから、ヒバの澄んだ木の温もりへ。天然香料・日本製。¥1,280(税込)

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